【AWS】Windowsの仮想Linux環境にAWS CLIをインストールする
投稿日: 2019/06/12
AWS
WindowsPCの仮想Linux環境にAWS CLI(AWS Command Line Interface)をインストールする手順を紹介します。
環境
- Windows10
- Ubuntu
- Python3.6.7
- pip9.0.1
pipをインストールする
AWS公式「Linux に AWS CLI をインストールする」 によると、AWS CLIをインストールするには、pipというパッケージマネージャーが必要らしいです。
早速入れてみましょう。
Pythonで動いているようですので、Pythonもインストールします。
Pythonをインストールする
まずはPythonがインストールされているか確認します。
$ python --version
Python 2.7.15rc1
$ python3 --version
Python 3.6.7
もしPythonがインストールされていなければ、次のどれかでインストールしましょう。
$ sudo apt-get install python3
$ sudo yum install python3
$ sudo zypper install python3
pipをインストールする
Python3以上がインストールされている場合、pip3
コマンドの使用が推奨されるそうです。
pip3がインストールされているか確認してみます。
$ pip3 --version
Command 'pip3' not found, but can be installed with:
sudo apt install python3-pip
なかったようなので、素直にエラーメッセージで教えてくれたコマンドを実行します。
$ sudo apt install python3-pip
... 略
$ which pip3
/usr/bin/pip3
$ pip3 --version
pip 9.0.1 from /usr/lib/python3/dist-packages (python 3.6)
pipのインストールが完了しました。
AWS CLIをインストールする
AWS CLIをインストールする
さて、本題のAWS CLIをpipを使用してインストールしてみましょう。
$ pip3 install awscli --upgrade --user
--user
は~/.local/binにawsコマンドをインストールするためのオプションのようです。
グローバルにインストールされたバージョンに左右されないようにするためとのことです。
環境変数を書き換える
AWSコマンドのパスを通すため、環境変数を書き換えましょう。
~/.bash_profileに以下を追記します。
export PATH=~/.local/bin:$PATH
※環境により.zshrcか.tcshrcなど適宜。
設定を反映するため、sourceコマンドも実行しておきます。
$ source ~/.bash_profile
AWS CLIがインストールされているか確認
AWSコマンドが使用できるか確認しましょう。
$ aws --version
aws-cli/1.16.175 Python/3.6.8 Linux/4.4.0-17134-Microsoft botocore/1.12.165
$ which aws
/home/XXX/.local/bin/aws
これで、AWS CLIのインストールは完了です。
AWS CLIの初期設定をする
実際にAWSコマンドを利用するためには、アクセスキーとシークレットキーを設定する必要があります。
方法としては次の4つがあるそうです。
- IAM Roleを利用する
- クレデンシャルファイルを作成する
- 環境変数を設定する
- 実行時に渡す
今回はAWS公式「AWS CLI のかんたん設定」を参考に、サクッとaws configure
で設定してみます。
$ aws configure
AWS Access Key ID [None]: XXXXXXXXXXXXXXXX
AWS Secret Access Key [None]: XXXXXXXXXXXXXXXX
Default region name [None]: ap-northeast-1
Default output format [None]: json
設定完了されるとホームディレクトリにファイルが作られます。
$ la ~/.aws
config credentials
これで、AWS CLIが使用できるようになったかと思います。
ちなみに、複数のプロファイルを管理したい場合はaws configure --profile user2
とすれば良いそうです。
終わりに
WindowsPCの仮想Linux環境にAWS CLIをインストール手順でした。
実際はどの環境でも似たような手順で行えるかと思います。
コマンドラインを使えるようになると、一気にできることが増えますね!
良きAWSライフを!