これだけは覚えておきたいExcel関数『IF』
投稿日: 2011/02/24 更新日: 2018/06/11
Excel
IF関数とは
IF関数は、 『条件によって表示するものを変える』 場合に使用する関数です。
=IF(論理式, [真の場合], [偽の場合])
論理式 には、条件を書きます。
[真の場合] には、条件と一致した場合に表示するものを書きます。
[偽の場合] には、条件と一致しなかった場合に表示するものを書きます。
※[ ] は、書いても書かなくても良いという意味です。
IF関数の使い方
以下に、例を示します。
列「名前」「点数」「合否」を持つ、成績表のテーブルがあるとします。
例えば、 80点以上を合格、79点以下を不合格、と表示させるとします。
この場合、C7セルに書く関数は、以下となります。
=IF(B7 >= 80, "合格", "不合格")
C7セルに書いた後は、C7セルをコピーして、C8セルとC9セルに貼り付けます。
これで、点数により合格と不合格を表示させることができましたね
※合格率25%とは、いったい何のテストでしょうかw
また、IF関数を入れ子(括弧の中にさらに関数を書くこと)にすると、
複雑な条件も書くことができます。
35点未満は、追試。
35点~59点は、ふつー。
60点~79点は、なかなか。
100点は、天才!
長くなるとちょっと難しいけど、ひとつずつ順を追ってみてみれば、簡単です。
赤字が[真の場合] 、 青字が[偽の場合] です。
1.=IF(B7 < 35, "追試" , IF(B7 < 60, "ふつー", IF(B7 < 100, "なかなか", "天才!")) )
「B7セルが35未満なら、"追試"を表示する。それ以外なら、さらに条件が続く。」
2.IF(B7 < 60, "ふつー" , IF(B7 < 100, "なかなか", "天才!") )
「B7セルが60未満なら、"ふつー"を表示する。それ以外なら、さらに条件が続く。」
3.IF(B7 < 100, "なかなか" , "天才!") )
「B7セルが100未満なら、"なかなか"を表示する。それ以外なら、"天才!"と表示する。」
ね、簡単でしょ。
ただし、例に挙げたIF関数のサンプルは業務でそのまま使用しないでくださいね。
点数欄に、"名前書き忘れ"って入力したら、"天才!"って表示されちゃうからww
条件は、よく考えて書きましょうね。