クイズシステムのグランドデザイン例を紹介します

投稿日: 2017/11/12  更新日: 2017/11/13

システム開発 


前回、突拍子もなくクイズシステムを作ろうと思い立ちました。

前回の記事『そうだ、クイズシステムを作ろう!』


せっかくなので、わりとちゃんと考えてわりとちゃんと作ってみます。今回はグランドデザインを考えてみます。




ゴール設定

プロジェクトの意義

まず最初に、 ゴール=目標の設定をすべきですね。

何にしましょうか。まぁ何でもいい気はしますけど、というスタンスですけどね(笑)


ただ、私のバイブルのひとつである『 ザ・ゴール』ではこう定義されています。


どんな会社であっても目標は同じだ

ひとつしかない


会社の目標はお金を儲けることです

それ以外のすべてはその目標を達成するための手段です

引用 - ザ・ゴール コミック版

【参考】ザ・ゴール コミック版のレビュー


世の中けっきょく金か(笑)


まぁ今回は趣味なので、労力はコストにするつもりはありません。

サーバー代などの固定費くらいが稼げればいいかな。


前回ぺルソナ設定したときは、無料のサービスにしようと決めましたので、収益モデルは広告収入としておきます。


システムの意義

エンジニア的にはこっちの方が大事な観点ですね!


なぜこのシステムを使うのか?

このシステムを使うと何がハッピーになるのか


そのゴール=目標を決めましょう。


クイズをやり終わった後、楽しかったと思うときは2つあります。

  • こんな新しいことを知れた!
  • 前より答えるまでの時間が短くなった!

※個人の感想です


そして今回のクイズシステムでは、資格の勉強と組み合わせたり、自作問題を自分で解いたりできるようにする予定です。


なので、それらを加味すると「 ユーザーが知識が増えること」や「 勉強したくなること」がシステムの意義になるかなと思います。


グランドデザイン

グランドデザインとは、全体構想とか全体設計を指します。

ITだと、システム相関図とか構成図だったり、ロードマップやマイルストーンを設定することを指すときもありますね。


今回は、 「 誰が」「 どうやって」「 どうなるか」を定義してみます。


誰が 自分が
どうやって クイズシステムを使って
どうなるか 勉強が楽しくなる

まぁ、言っても趣味なのでほどほどそこそこまでに。


集客やリピート施策など、対人に関するものはこの段階では考えずに、まずはシステムを作ってみて自分で使ってみてから後のことを考えようかと思います。


競合調査

競合調査というか、どちらかというと モチーフ探しに近いかもしれません。

今、ネット上にどんなクイズゲームがあるか簡単に調べてみます。


クイズゲームアプリ

アプリランキング上位にあるのは、クイズRPGゲームの黒猫のウィズさん。

黒猫のウィズ


これは私もやってます。面白いですよね。


ソーシャルカードゲームは キャラクターの魅力が人気につながりますよね。長年キャラクターを生み続け、ユーザーを飽きさせない工夫をされているアプリですね。


問題は常に新しいものが出続けているので、飽きないですよね。

他のアプリだと、問題の総数が決まってるものが多いようです。


プレイヤー的には、何とか占いみたいに次々乗り換えているのかな?


オンラインクイズ

「クイズ オンライン」でGoogle検索すると、QMACloneさんが1位でした。

QMAClone


ゲームセンターなどにあるクイズマジックアカデミーを模倣したシミュレーションゲームのようです。


ちょっとやってみましたが、良く作られてますね。


オンライン対戦や問題投稿機能もあります。

そして何より クイズ形式の豊富さや演出が素晴らしいです。楽しいですね。


1つだけ残念なのは、スマホ対応がイマイチなところ。


掲示板機能があるところとか、デザインが古かったりするので、ふるきよき感じです。

2006年からある老舗サイトなんですね。スゴい!


クイズ×資格

「クイズ 資格」でGoogle検索すると1位なのが、過去問クイズさん。

過去問クイズ


様々な資格の過去問をクイズ形式で出題されているサイトですね。


でも実態は、問題と解答を2ページに分けているだけ。

これをクイズと言ってしまうと、資格の試験もクイズになってしまいますね。


個人的にはあまり楽しくない感じ。


それでもこのサイトのスゴいところは、何と言っても 情報量の多さ


Google検索になんと、、、件もインデックスされてます。スゴい!


サイトはPHPで作られてるようなので、恐らく 自動化の仕組みもできているのでしょうね。

資格試験は廃れることはないでしょうから、とても良いモデルですね。


SWOT分析

上で挙げたものを調査してみて、では自分は何で勝てるのでしょう。考えてみます。

※まぁ個人の趣味レベルで勝つのはかなり難しいですけどね(笑)


SWOT 分析をしてみます。


S強み O機会

オフラインアプリケーション、SPAで動作が快適

おしゃれデザイン

ソーシャル拡散(されたらいいな)

ニッチリピーター獲得(できたらいいな)

W弱味 T脅威

個人の趣味なのでリソースに限界がある

quizletさんのように似たことをやってる企業はたくさんある


うーん。あまり勝てるイメージが湧かないですね(笑)


まとめ

ゴール=目標設定

最低限生きてひとまず自分のためになるものを作ること。


競合調査してみて分かったこと

問題総数を増やす仕組みがないと生き延びられなさそうなこと。

アミューズメントと学習の間にブルーオーシャンがあるかもしれないこと。


SWOT分析をしてみて分かったこと

とりあえずできることから頑張ろうと思ったこと。


というわけで

何となくですが「何がしたい」のか方向性は決まったかなと思います。


次は、「何をするか」や「どうやってするか」を考えてみようと思います。




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洋ちゃん

@c5apple

システムエンジニアをしています。二児の父です。

夢は天井から床までビッシリ並んだ本棚のある書斎を作ること!