技術ブログの書き方
投稿日: 2018/02/05
ブログ
何年か技術ブログを書いてみて、やはり書いて良かったなぁと思う今日この頃です。
そこで、私なりの技術ブログの書き方をまとめてみましたので、これからブログを始める人はぜひ参考にしてみてください。
皆さんもぜひ書いた方が良いですよ!
エンジニアなら技術ブログを書こう
ひと昔前の技術ブログと言えば、業界でもトップクラスのギークなエンジニアが書くものでした。
しかし最近は会社の技術ブログも多くなってきましたね。
はてなブログやQiitaなどの技術をメインとしたブログサービスが盛り上がってきたりと、技術ブログの重要性はどんどん上がっているように感じます。
ちなみに、私は会社のブログではなく個人で書いてますし、ブログサービスは使わず自前フレームワークで運用してます。
自分だけで何年かブログ書いてみて、やらないより絶対やった方が良いなぁと思う今日この頃なのです。
技術ブログを書いた方が良い理由は3つあって、次の通りです。
- 表現力の練習になる
- ポートフォリオとしても使える
- お小遣い稼ぎになる?!
表現力の練習になる
私の偏見なのですが、エンジニアリングというお仕事は、表現力があまりつかないように感じます。
表現が苦手な人ってエンジニアにはとても多いイメージですね。
もともと得意ではない人がわりと多くやってくる業界なのか、周りの環境なのか、議論の余地はあると思いますけど。
まぁ、コードばかり書いてると日本語やコミュニケーション忘れちゃいますものね(笑)
なので表現力を鍛えるためにも、ブログを書いて修行するのはとても良いことだと思います。
ポートフォリオとしても使える
特にBtoBのお仕事をされてるエンジニアには、意識して欲しいです。
「あなたはどんな技術を持っていますか?」
この質問に答えられるように、技術ブログを書くことをお勧めします。
私はエンジニアの面談をすることが多くあるのですが、スキルシートや口だけの説明では本当に技術があるか分からないことが多いんです。
先に挙げた表現力の話もかかってるかもですけど。
BtoBだとコンプライアンスの問題もあり、なかなか実績を言えないケースも多いですから、個人でやってることは良いアピールになりますね。
余談ですが、「何色の銀行にいました」とか「渋谷の何色の会社にいました」とか言う人は私あまり信用できないんです。
Twitterで漏らさないかとか、辞めた後で同じように言っちゃうんでしょ、って思ってしまうので。
また、ポートフォリオとして見れば、自分が何をやってきたか見直すのも面白いです。
私の場合、昔はExcelネタが多く、今はJavaScriptネタが多い感じです。
お小遣い稼ぎになる?!
大きな声では言いませんが、ブログはお金にもなります。
私は少額なので胸を張ることはできませんが、人気ブロガーともなればいいお小遣い稼ぎになりますね。
ガチで生活できるまで行くのはすごく大変なので人それぞれということで。
会社のブログなら自分に収益は入りませんが、個人のブログでしたらそのまま自分の収益になります。
個人事業主や自営業と考えは同じなので、モチベーションのひとつにもなり、収益を目標にするのはとても良いことだと思います。
もしあなたがサラリーマンなら、本業に迷惑にならないようほどほどに(笑)
副業禁止の会社もありますから、会社規定はしっかり確認しておくことをお勧めします。
ネタの集め方
私は本業エンジニアで毎日ITの仕事してますが、毎日記事を書けてはいません。
技術ブログでなくても、毎日記事を書けない悩みは生まれてくるものだと感じます。
実際に毎日記事を書いている方は本当にすごいですね!
基本はそういうすごい人を参考にすると良いですが、私なりに考察してみたポイントを書いてみます。
技術ブログにおいては、次の3つが挙げられますね。
- 書けるものしか書けないという割り切り
- ギークより入門がアクセスが多い事実を知る
- 自分が調べたものを書く
書けるものしか書けないという割り切り
割り切りは重要です。
これから始めるやる気に満ちあふれた人には刺さらないかもですが、続けるための心構えだと感じますね。
Qiitaとか見てると特に感じるんですが、めっちゃすごい技術の記事って自分でも書きたいと思うものです。
でもなかなか書けないですよね。
※書けてる人は「技術ブログ 書き方」とかで検索しないので強い表現にしてます。
でも「書けないから書かない」より「拙くても書いた方がマシ」です。
何度も言いますけど、表現力の練習にもなりますし。
私の記事でも、昔の記事は本当にひどいものばかりです。
今でも他の人と比べたら全然なところは多いです。
それでも、書き続けることで良くなると信じて、日々頑張ってます。
ギークより入門がアクセスが多い事実を知る
上の話の続きでもあります。
何の業界でもそうですが、プロとアマチュアの人口分布はピラミッド型になっておりプロの方が人口が少ない傾向にあります。
つまり初心者の方が人数が多いので、ギークな技術よりも入門の方が需要があるのです。
なので、みんなに必要とされる技術ブログを書きたいと思うなら、より簡単な技術の解説記事を書くことをお勧めします。
その方が書き手としてもハードルが下がってより書きやすくなるし、Win-Winではないでしょうか。
エンジニアとしては難しい技術をネタにしたい気持ちはありますけどね。
実は私もそこは葛藤してます(笑)
自分が調べたものを書く
エンジニア職の方ならあるあるで分かると思いますが、日々お仕事する中で調べものはかなりするでしょう。
特にGoogle検索は相当数こなしているかと思います。
え? してないですか?
でしたらぜひ今日から相当数こなしてみてください。
新しいことを知れるのは良いことです。
オペレーションやマニュアル通りのお仕事だとしても、ほんの少しでも業務改善しようと思えばいくらでもできますので!
ちょっと話がそれてしまいましたね。
私の見立てでは、1日に最低1回は検索ってしていると思います。
その日検索した内容を、そのままネタとして記事を書くことをお勧めします。
例えば、「正規表現でメールアドレスってどう書くんだっけ?」とか「EC2の料金どのくらい?」とか、もう本当に何でもいいかと。
日々分かったことを書き留める備忘録のようにしてもいいですね。
寝る前に日記を書く感覚なら、そこまで気負いせずに書けるかもしれませんね。
後は、Google検索結果1位のサイトが良く分からなかったときや、複数のサイトを見ないといけないときなどは、記事を書くチャンスです。
SEO対策としてブルーオーシャンを狙えますからね。
文章の構成
いざ技術ネタが生まれたら、それを記事にしましょう。
技術ネタの記事はどんなものが良いのでしょうか。
私もネットで他のサイトを見ていると、「このサイトはすごい!」「この記事はイマイチ」なんて思います。
個人の感想はそれぞれ好みもあるでしょうから、客観的に技術ブログに必要な要素を挙げてみます。
それらを基に記事の構成を組み立てみると良いですね。
こちらのポイントは次の4つです。
- 正しい内容大事
- 時系列を意識する
- メリットとデメリットははっきりと
- 実務の例を載せよう
正しい内容が大事
まず、嘘はいけません。
え? 当たり前でしょ?!
と思うかもしれませんが、ネットには嘘はたくさんあります。
サンプルをコピペしたけど動かないなんてことは日常茶飯事と言っても過言ではありません。
Yahoo!知恵袋に代表されるQAサービスのベストアンサーですら、回答になってないものは多いですからね。
なので技術ブログを書くときは、嘘と思われないようしっかり検証した内容を書くことが重要となります。
時系列を意識する
IT業界はまだまだ未熟な業界であり、日進月歩、常に成長し続けています。
技術においても、一年前の技術はもう使えないなんてことはざらにあるんです。
※私はWebフロント界隈にいてすごく感じますね。
なので、「いつの時代の技術なのか」はかなり重要です。
当時は動くコードが今では動かないということになれば、先の話のように嘘になってしまいますので。
メリットとデメリットはハッキリと
ひとつ前提にあるのが、
- 技術ブログを書くあなたは経験者
- 技術ブログを見にきた読者は未経験者
ですよね。
分からない技術があって、それを調べにきた人が読者であるのが大半でしょう。
調べにきた人が次にするアクションは「その技術を使うこと」なんです。
なので、使うべきか使わないべきかも教えてあげると、かなり有益な情報になると私は考えます。
やはり自分で技術ネタを調べていても、「ふーん。で?」みたいな記事にヒットすることって多いんですよ。
書き手としてもそうは思われたくないので、自分が調べてみて思う物足りないと感じる情報は載せた方が良いでしょう。
メリデメだけでなく、他にも感じることは個人のコンテンツとして書くと応用が利きますね。
実務の例を載せよう
これは本業でエンジニアをしている人の強みでしょう。
「この前、実務で使った技術なんだけどさ」
みたいな一言で文章を始めるだけでも信頼度が上がりますよね。
メリデメの話も同じことが言えますが、実際に経験した内容が知れるのは読者にとってかなり有益です。
いくらギークなすごい技術でも、実際に使えないならその技術に価値が生まれませんし。
自分の好きな技術を他の人も使って全体的に盛り上がれば、相乗効果で素晴らしい世界になると私は信じてます。
終わりに
私の経験を基に、技術ブログの書き方をお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。
どんな内容でもアウトプットすることで価値が生まれますよね。
みなさんもぜひたくさん技術ブログを書いて、自分のため人のために役立ててみてはいかがでしょうか。